ありふれた日常の中にも、心がふっと動く瞬間があります。
先日、チョコザップへ向かう途中、突然の雨に降られました。
傘を持っていなかった私は、しばらく軒先で雨宿り。
冷たい雨粒がアスファルトを叩く音を聞きながら、「ああ、これもまた日常のひとコマだな」と思いました。
普段なら煩わしく感じる雨も、立ち止まって耳を澄ますと不思議と落ち着きます。
人々が足早に行き交い、街がざわめきに包まれる中で、自分だけが時間から切り離されたような感覚。
ありふれた日常の中に、ほんの少しの非日常が顔を出す瞬間です。
やがて雨脚が弱まり、チョコザップに到着。
店内は静かで、まるで自分だけのプライベートジムのよう。
ランニングマシンでゆっくり歩きながら、先ほどの雨音を思い出していました。
体を動かすリズムと、雨のリズムがどこか似ている気がして、自然と気持ちが整っていくのを感じます。
私たちの毎日は、小さな繰り返しの積み重ねです。
雨の日も、晴れの日も、少しずつ体を動かすことで、ありふれた日常が少しずつ輝いていきます。
運動は特別なことではなく、日常をより豊かにするためのスパイスなのかもしれません。
明日もまた、雨でも晴れでも、私はチョコザップへ向かいます。

