先日読んだ朝井リョウさんの小説『生殖記』に、とても衝撃的な一節がありました。
「本気で〝地球のために、できること〟をヒトに問うのならば、回答は一つ。絶滅です。」
この言葉を読んだとき、胸にズシンと響きました。
もし人類がいなくなれば、地球は自然を取り戻し、森や海は再び豊かになり、動物たちは自由に暮らせるでしょう。
つまり、人間そのものが地球にとっての最大の負荷だという現実を突きつけられた気がしました。
でも、私たちは絶滅を選ぶわけにはいきません。
だからこそ、「地球のため」という言葉を軽々しく使わず、自分にできる小さな行動を積み重ねるしかないのだと思います。
たとえば、チョコザップに通うときはマイボトルを持参するだけでなく、
- コンビニ袋ではなく、エコバッグを使う
- 近所への移動は車ではなく、徒歩や自転車にする
- 家ではこまめに電気を消す、水を無駄にしない
これらはとても小さなことですが、積み重なれば大きな変化になります。
地球にとって本当の優しさとは何か――その答えは簡単には出ません。
けれど、せめて「未来の自分や家族が安心して暮らせる世界」を残すために、今日からできることを一つずつ続けていきたいと感じました。

